近年、女性のみならず、男性の脱毛も当たり前のエチケットとなってきました。

むさくるしい剛毛男性よりも、体の線がはっきり見えるシャープな男性が好まれている傾向にあると言えます。
剛毛のメンズに似合う髪型(ヘアスタイル)、また効果的な全身の脱毛方法についてお話ししましょう。

勘違いしやすい剛毛の定義

剛毛と聞くと、単に毛深いだけの人をイメージしてしまいがちですが、決してそうとも言い切れません。

剛毛というのはいわゆる毛質のことで、一本一本がしっかりしているものをそう呼びます。
それほど毛深くなくても、毛質がしっかりしていれば剛毛であるということになります。

また、一本一本が太く堅牢であるということは、量は少なくてもそれだけ存在感があるということなので、結果として毛深いイメージを与えてしまいます。

剛毛はごわごわとしてクセがつきにくいため、セットには苦労するという一面もあり、そのために思ったような髪型にならず悩む男性が多いのも事実です。

剛毛のメンズに似合うヘアスタイル

上の項でも述べたように、剛毛は太く堅牢でクセがつきにくいため、セットがしにくいという難点があります。
それを踏まえたうえで、剛毛のメンズにおすすめの髪型をみていきましょう。

ショートヘア

ショートヘアは、髪の毛が短いぶん剛毛のクセを極力省いてセットすることが可能です。

とはいえ毛量が多い場合はショートヘアであってもセットが上手く決まらない場合がありますので、その際は美容院で髪をすいてもらう必要があります。

ベリーショート

ショートヘアよりもさらに短いベリーショートであれば、剛毛の持つデメリットを抑え、メリットのみ有効に活用することが出来ます。

髪型の種類は限られますが、うまくハマれば文句なしにかっこいいと言えるでしょう。

坊主(スキンヘッド)

人によって似合うか似合わないかに大きな差が出るものの、手入れのしやすさやで言えば坊主頭(スキンヘッド)に勝るものはありません。

セットがほぼ不要のため、整髪料をつける必要のないスキンヘッドは、特に夏場におすすめしたい髪型です。

しかしスキンヘッドは欧米の白人には似合いますが、顔がのっぺりとした日本人に似合わない傾向にあり、またスキンヘッドのイメージもそれほどいいとは言えず、選ぶ人は少ないようです。

ツーブロック

サイドを刈り上げ、トップのみ梳きある程度のボリュームを残したのがツーブロックです。

セットのしやすさや自由度の高さとボリュームを抑えられることから、剛毛のメンズには定番と化している髪型の一つです。また最近では剛毛でなくてもサイドがスッキリと仕上がるツーブロックは多くのメンズに選ばれています。

自宅で簡単に出来る、剛毛メンズの脱毛

剛毛は、何も髪の毛に限った事ではありません。
体毛が濃いと、いざという時に苦労することになりますし、清潔感を好む女性には人気が今一つです。モテ男になるためにも、剛毛は解消すべきです。

まずは自宅で簡単にできる脱毛方法についてみていきましょう。

剃刀(カミソリ)を使った脱毛

自宅で行う脱毛として最もメジャーなものは、剃刀(シェーバー)での脱毛です。

髭を剃る時同様、胸毛やすね毛、ギャランドゥに至るまで、視認できる範囲はすべて脱毛することが可能です。
入浴毎に行えるのも大きなメリットの一つで、毎日鏡を見ながら体全体をチェックできるため剃り残す心配がありません。

しかし、最も手軽に行える反面、数日手入れをさぼっただけですぐに毛が生えてきてしまうという難点もあります。
また、完全に毛を除去できるわけではないため、毛穴に残った毛の黒さが目立ってしまうこともあります。

毛抜きやピンセットを使った脱毛

剃刀脱毛と並んでメジャーなものに、毛抜きやピンセットを使った脱毛が挙げられます。
シェーバーよりも手間がかかりますが、毛根から毛を抜いてしまうため、見た目がきれいな上脱毛後はしばらく毛が生えてきません。

ただし、毛抜きによる脱毛は肌への負担が非常に大きく、肌が弱い人にはおすすめできません。
場合によっては出血を伴ったり、痕が残ったりする可能性もあります。

除毛クリームによる脱毛

除毛クリームとは、患部に塗布することで効果的に脱毛を行うことのできる商品です。

薬剤で毛を溶かすという特性上、剃刀よりも手間がかからず、保湿剤を配合しているものであれば女性にも劣らないすべすべした肌を手に入れることが出来ます。

しかし、剃刀や毛抜きによる脱毛と比べて費用が高くなりがちで、一度に脱毛できる量が決まっているのが難点です。
また、全部位に対して有効なわけではなく、顔や陰部などのデリケートゾーンには使用できない商品がほとんどです。

サロンによる永久医療脱毛が最もおすすめ!

本気で脱毛を考えているのであれば、自宅によるケアよりもサロンでの脱毛がおすすめです。

脱毛のため開発された機器と専門の知識を携えたスタッフが揃うサロンは、剛毛に悩む方の強い味方と成り得るでしょう。
サロンによる脱毛には、主に以下3つの方法があります。

  • フラッシュ光脱毛
  • ニードル脱毛
  • 医療レーザー脱毛

フラッシュ脱毛ってどんな脱毛?

フラッシュ脱毛は、超波長の光を広範囲に照射する方法です。

メリットとしては、費用が安く抑えられる点、痛みが少ない点、肌へのダメージが少ない点が挙げられます。

完全に毛を消し去ってしまうと言うより、毛量を減らすことを目的する脱毛方法です。いわゆる医療機関以外での美容脱毛になりますが、完全脱毛には至らないことが最大のデメリットとなります。また照射力が弱いため毛量を減らすまで数十回以上の来院が必要となり、長期戦になることから結果として手間と料金と時間がかかります。

1回の費用が安くても50回以上通う必要があるため、結果として高くつくので美容脱毛はおすすめできません。最初に医療脱毛でほとんどを脱毛し、残ってしまった僅かな部分のケアとして美容脱毛をするのがベストな方法と言えます。

ニードル脱毛って何?

ニードル脱毛は、毛穴に針を刺して電流を流し、毛根を破壊することで脱毛する方法です。

費用が嵩むうえかなりの痛みを伴う施術となりますが、その分脱毛効果は非常に高く、フラッシュ脱毛では対処できない毛も脱毛することが可能です。

ニードル脱毛の最大のメリットは、白髪でも完全永久脱毛が可能なことです。

デメリットとしては1本ずつの施術となるため時間がかかることと、費用が高額になることです。個人的には医療脱毛の後、白髪の処理にのみニードル脱毛をする選択がベストと言えます。

ムダ毛とおさらば!医療レーザー脱毛

単一波長の光を一点に集中させて照射することで、毛乳頭を破壊し永久的な脱毛を目標とする脱毛方法です。

医療脱毛のため痛みが強い場合には麻酔の使用も許可されており、短い期間で素早く脱毛してしまいたい方にはおすすめです。

最近では費用も安くなっており、少ない回数で完全永久脱毛が可能な医療脱毛をやらない手はありません。剛毛メンズだけでなく、全ての男女に医療脱毛をおすすめします。

まとめ

近年、男性もエチケットとしてムダ毛を処理するのが常識となってきました。

剛毛は扱いづらい毛質ですが、工夫次第で髪型もバッチリとキマリます。

体毛が濃い場合は自宅でケアを、さらに高い脱毛効果を期待するのであれば医療脱毛がおすすめです。